輿水幸子「骨董品鑑定のアシスタントですか?
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/21(金) 00:41:09.75 ID:mkp7hQoS0

〜休憩中〜



幸子「……ボク、お坊さんって全員頭を剃らなきゃいけないんだと思ってました……」

鑑定人「剃った方が楽だから剃っているだけで、常に剃っている必要はないらしいですよ。宗派によって違いはあるでしょうが」

幸子「へぇ……そうなんですか」

幸子(絶対嘘です……あの住職さんとか、どこかのライブハウスにでも居そうな風貌でした……とにかく、絶対お坊さんじゃない……)

鑑定人「まあ、カツラを被ることはあまり無いでしょうけど…………おや、誰か来ましたね」

小坊主「……失礼します。次に見ていただく品物をお持ちしました」

幸子「これは……包丁ですか?」

小坊主「いえ、小刀です。これも、昔この寺に持ち込まれたもののようで、由来が分からない物です」

鑑定人「ほう。これは手袋を用意したほうがよさそうですね……それでは、拝見します」

小坊主「はい。お願いいたします」


幸子「……あれ?ボクからじゃないんですか?」ヒソヒソ

スタッフ「撮影の時は、輿水さんから見ていただきますが、先に時間がかかる鑑定だけ終わらせてしまいんですよ」ヒソヒソ

幸子「そうですか……」


鑑定人「ふむ……これは……ほうほう……」

鑑定人「保存状態が悪かったせいか、錆が浮いていて刀紋が見えない。女性用の護身用の短刀のようですが……」

幸子(それにしても、中々終わらないですねえ……未だにどういうドッキリなのかよくわからないですし……)

幸子(ドッキリだって分かっちゃうと、緊張して疲れますし……早く終わりませんかねぇ……)



バンッ!(襖が開いた音)

住職「何 を し て い る 貴 様 ら!」




幸子(あ、終わりそう)




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