186: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/24(月) 23:55:30.61 ID:iQKTjuYY0
おお聖女よ 私を赦し給え
逆上がりできなかった私を赦し給え
別れ際に見た貴女の微笑みを
私は生涯忘れぬだろう
嗚呼 甦れ
嗚呼 我が命を贄として
吟遊詩人「ふう……」
演奏を終えた彼は腰蓑をつけ、階下の酒場に行った。
深夜にもかかわらず、冒険者達がワラワラと談笑している。
吟遊詩人はカウンター席につき、ホットミルクを一杯注文した。
バーテンダー「お客さん、顔色が優れませんね。隈も濃い。ははぁ、恋煩いによる寝不足ですな?」
吟遊詩人「知人が魔族に殺されましてね。とても眠る気にはなれなかったんですよ」
バーテンダー「仲間の死は冒険者の間では日常茶飯事ですぞ。何なら、ここで新しい仲間を見つけては如何?」
吟遊詩人「そんな簡単に見つかりますかねぇ……。詩に造詣があって、強くて、僕の指示に何でも従う仲間なんて……」
バーテンダー「たとえば>>187はどうです」
314Res/177.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20