132: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/22(土) 23:12:20.22 ID:zqgVwxfY0
佐賀牛「たかがマッハ1とは笑わせるぜ。見せてやるよ、光速と音速の越えられない壁って奴をなァ!」
佐賀牛は四肢を深く折り曲げた。彼の脚の筋肉はバネのように伸縮自在なのである。
落ちて来た時に怪我が無かったのも、一瞬でウサギを抜かすほどのスピードを出せたのも、バネの異常な瞬発力がタネだった。
佐賀牛「負けたら何でも言うこと聞くんだよな? ヒヒヒ……楽しみだぜ」グググ
ビリリッ
佐賀牛「な……? 脚が痺れて動かないッ!?」
佐賀牛「クソッ! 麻痺してやがる! なぜだ、動け動けーッ!!」
ウサギ「貴様の脚力が尋常でないことは見抜いていた。だからこそ、角で脚を封じさせてもらった」ダダダダダ
ウサギの角が蒼白い光を帯びている。
この角から微電流を放ち、佐賀牛の脚を麻痺させたのだ。
そして、魔王城の城壁に先に触れたのはウサギとなった。
佐賀牛「うぐぐ……畜生……卑怯だぞ! 麻痺が無ければ、俺様は勝っていた!」
ウサギ「麻痺は反則だと最初に伝えておくべきだったな。貴様の注意不足が招いた敗北だ。大人しくタンクになれ」
こうしてウサギは松阪牛の松と阪、佐賀牛の>>133を味方につけて魔王城へ乗り込んだのであった。
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