姉「やばいもうダメ」ゾンビ「アアアアアア」【安価】
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名無しNIPPER
[saga]
2017/07/19(水) 03:01:39.51 ID:toU7Lv0r0
校門
姉「もしもし、金次郎さん?」
二宮金次郎像「」
姉「二宮金次郎さん?」
二宮金次郎像「」
姉「お願い、話を聞いて下さい」
二宮金次郎像「…二宮金次郎像」ギギッ
姉「え?」
二宮金次郎像「私は、『二宮金次郎像』だ。二宮金次郎本人じゃ、ないからな」ギギギッ
姉「分かりました、二宮金次郎像さん。あの、お願いがあるんですが」
二宮金次郎像「話を聞く、ことじゃなかった、のか」
姉「あ、それは言葉の綾というか…」
二宮金次郎像「…だいたい、分かる。弟くんを、守って欲しい、んだろう?」
姉「え、な、何で」
二宮金次郎像「私は、二宮金次郎像。この学校に、いた子供達の、事は大抵のことなら、わかる。伊達に何十年も、ここに立って、いない」
二宮金次郎像「君が、弟くんを魂から愛している、事など、百も承知だ」
二宮金次郎像「そして、私はそれを、出来る限りでは、あるが聞こう」
二宮金次郎像「私は、二宮金次郎像。学問の勤労を体現した人物の現し身。学問は、人間が、居なければ、成立しない」
二宮金次郎像「その人間を守るのに、理由などいらない」
姉「ありがとうございます!」
二宮金次郎像「ただし、完全は保証、出来ない」
姉「いやそこは保証してくださいお願いしますマジで」
二宮金次郎像「…善処する」
姉「もし弟が死んだら怨霊になって全人類を滅ぼします」
二宮金次郎像(目が本気だ)ゾッ
二宮金次郎像「わかった、いざとなれば、姉くんを呼ぶ。これでどう、だ」
姉「どうやって?」
二宮金次郎像「薪を一つ、渡しておく。その薪がひとりでに、割れたらすぐに戻って、来い」スッ
姉「わかった」パシッ
姉「そういや、人間を助けるのに理由は要らないって言ったけど、昨日ここで死んじゃった人結構いると思うんだけど…」
二宮金次郎像「もし私が動けば、気味悪がって壊される、危険がある。それでは必要、な時に人間のを、守れない」
姉(それ言い訳なんじゃ…)
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