菜々「はっ! ここは……つきのみや駅?」
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35: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2017/07/15(土) 18:37:30.87 ID:eHhZcCQv0
菜々「……今日一日で、ナナの秘密、いっぱい話しちゃいましたね」

モバP「ああ」

モバP「……そういう意味では、お母さんに呼んでもらえてよかったかもな」

菜々「……そうですか?」

菜々「ナナ的にはもっと隠してたかったんですけど……」

モバP「そうなのか?」

菜々「そうですよ……だって……」

菜々「……」

菜々「……あの、プロデューサーさん」

モバP「ん?」

菜々「プロデューサーさんは、ナナの本当の姿を知っても好きで――」

菜々「――ううん、プロデュースしてくれますか?」

モバP「当たり前だろ」

菜々「!」

モバP「ナナが地球人でも、宇宙人でも、菜々は菜々だ」

モバP「……最初に約束しただろ、トップアイドルにするって」

モバP「だから、どんな菜々だってプロデュースするよ」

菜々「……ほんとですか?」

モバP「もちろん」

菜々「ナナ、自分の願い事をかなえるためだけに、もしかしたら地球に悪影響を及ぼしているかもしれないのに……それでもですか?」

モバP「……今日のお仕事を思い返してみな」

菜々「今日の……」

モバP「みんな、どんな表情をしてた?」

菜々「……すっごく楽しそうでした」

モバP「それが答えだよ」

菜々「!」

モバP「大丈夫だ」

モバP「……たとえ、ウサミンが地球に悪影響を及ぼすのかもしれなくても」

モバP「地球へ来た理由が、自分の願いのためだけだったとしても」

モバP「菜々は、地球に笑顔を広げてるんだ。楽しさを振りまいているんだ」

モバP「俺はそんな菜々が好きだし、プロデュースして手助けしたいって思ってるんだよ」

菜々「……そうですか」

菜々「そうですか……へへっ、えへへっ!」

菜々「やっぱり隠す必要はなかったかもしれませんねっ! えへへっ!」

モバP「まあ、地球でこんな話されてたらちょっと考えたかもしれないけどな」

菜々「ちょっと!」

モバP「冗談だよ、冗談。ははっ」

菜々「もう……」

菜々「……へへ」

菜々「もう、どうしてくれるんですか、プロデューサーさん……にやけ顔がとまりません……!」

菜々「へへ……プロデューサーさんがプロデューサーさんでよかった……♪」

モバP「ははっ、そういってくれると俺もプロデューサー冥利に尽きるよ」


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