67:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/15(土) 13:16:16.88 ID:qCabD4Js0
まほ「分かって言っているのか。本当に大変だぞ、想像よりずっと重いものを背負うことになる」
まほ「何度でも繰り返すが、私は西住の名を捨てるつもりはない。これは私の持ち物なんだ。くっついて離れない。これは母に対する義理を果たすため、そして妹の自由を守るためでもある」
まほ「私と家族になるならば、お前にはそれらを私と一緒にそれを背負ってもらわなくてはならない」
まほ「他人が背負うにはどうしようもなく重いだろう。その覚悟がお前にあるのか」
まほ「現実的には、まず私の両親を説得しなければならない。これだけで並みの結婚50回分くらいは苦労するだろう」
まほ「仮に説得できたとしても、そのあと将来何とかして子供を何人か作るなり引き取るなりしなくてはならない。iSPなどの特殊不妊治療は実用化されて日が浅いし、金はかかるしリスクも心配だ」
まほ「そして、その後もきっと一生続く世間からの冷たい視線に一生耐え続けなくてはならない」
チョビ「…………」
チョビ「……そんなの、やってやるしかないだろ」
チョビ「私はお前を自分のものにしたいんだから、お前の持ち物や欲しいものは全部私のものでもあるんだ」
チョビ「そのために必要なことは、私の仕事の内なんだ」
まほ「……不倫相手なら、そんな大変な思いをさせなくても、一生養ってやれると思ったのにな……」
チョビ「……私はお前を誰かとシェアする気はないぞ」
まほ「…………」
まほ「……そうか」
まほ「では、決まりだな」
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