【ガルパン】まほ「今度、見合いをするんだ」
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63:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/15(土) 13:06:46.70 ID:qCabD4Js0
まほ「……私は西住の長女だ。西住の恩恵を受けて育ってきたし、それによって生じるあらゆる義務を果たしてきた」

まほ「それはこれからも変わらない。西住家が”後継者の後継者”を欲するなら、それも私の仕事の内だ」

まほ「だから私はそれを家元の望む方法で達成するつもりでいた」

まほ「だがそれと私の個人的な望みは別だ」

まほ「それが両立しないものだとしても、私は私の望んだものを手に入れることを諦めたりはしない」

まほ「西住の女なら当然そうだと思わないか」



まほ「だがいくつもの筋書きを考えたが、その中で一番現実的な方法はお前を愛人にして囲うことくらいだった」

まほ「将来、十分な経済力と余裕が手に入るころ、お前のことを全力で説得して、それでダメなら金と権力を使ってお前を捕まえるんだ。しかし、それはお前のプライドを傷つけるやり方かもしれないと思う。だから実行はまずできないと思う」

まほ「とにかく私はお前のことが欲しい、お前にそばにいて欲しいんだ」

まほ「辛いことがあればお前に抱き着きたいし、嬉しいことがあればやはりお前に抱き着きたい。抱きしめて欲しい」

まほ「私の性格や外面が災いして、結局今まで一度もそんなことすらできなかったが、そうしかけたことは何度もある」

まほ「お前に素敵な恋愛をしてほしいと言ったがあれは真っ赤な嘘で、本当はお前に恋愛などしてもらう気は全くない」



まほ「わかるか」

まほ「私はお前のことが好きなんだ、多分愛しているんだ」

まほ「おかげで普段ならやらないような突飛で支離滅裂な発想ばかりが頭を駆け巡って、お前と一緒になることばかりを考える」

まほ「何が西住流の後継者か、こうなればただの18歳の子供だ」

まほ「お前には私だけを見ていてほしい」



まほ「だが、現実はそうならない」

まほ「私はお前を愛することができない。それなら弱い私はせめてお前を遠ざけなくてはならない」

まほ「嘘でも、私と決別したお前の未来を望み、祝福してやらねばならない」

まほ「私はそうしようと思ったのに」

まほ「お前は」

まほ「お前というやつは」



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