59:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/15(土) 13:02:20.30 ID:qCabD4Js0
チョビ「まず……西住。お前、一緒にいて、私が普通ではないと感じたことはないか」
まほ「…………。質問の意味がわかりかねるが、そういうことはない」
チョビ「だが、私は普通ではないんだ。この事がわかってからずっと誰にも言わないでいたから、これは家族も知らない」
チョビ「相談に乗ってくれた2人の後輩と、私をここまで導いた恩師だけだ」
チョビ「本当はお前にこそ知って欲しかったが、もしかしたらそれでお前が遠ざかってしまうのではないかと思うと怖くてできなかった」
チョビ「他の誰から嫌われてもそれは……嫌だったんだ」
まほ「……安斎。私はお前が何を言ってもお前から遠ざかることはないと思うが……」
まほ「私はそれが何かをまだ知らないし、今後気にすることも無い。だから、不安に耐えてまで言わなくてもいい」
まほ「人と人が仲良くするために、必ずしも全てを分かり合う必要はないんだ。言えないことがあってもいいんだ」
まほ「私にだって、安斎に言えないことくらい、いくつもあるんだ」
チョビ「……西住は優しいな……」
チョビ「……だがもうダメなんだ。私も、もう、私の欲しいものを手に入れるために方法を選んでいられないんだ」
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