【アイマス】眠り姫　THE SLEEPING BE＠UTY-SS速報VIP

【アイマス】眠り姫　THE SLEEPING BE＠UTY

↓ 1- 覧 板 20

434:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:03:04.08 ID:FI8VrnbTo
……忘れ、ちゃう。
全部忘れちゃう……？
そしたら、もうこんなに苦しい思いも、しなくて済む……？

　そうだよ。もう忘れちゃえばいいんだよ。

以下略 AAS

435:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:03:52.93 ID:FI8VrnbTo
ミキ「そんなの……絶対、ヤ！！」

タカネ「っ！！」

この時初めて、タカネの表情が驚きに色を変えた。

以下略 AAS

436:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:04:49.52 ID:FI8VrnbTo
明らかに力が増している。
『眠り姫』と比べるべくもない。
タカネは悟った。
今のミキの刃は、自分にも届き得ると。

以下略 AAS

437:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:06:07.50 ID:FI8VrnbTo
雷光の如く瞬いた閃光に、地上の少女たちは思わず声を上げて目を瞑る。
だが見逃すわけにはいかない。
すぐさま目を開き、改めて上空を見上げる。

ミキはタカネの最大級の攻撃に正面から対抗していた。

以下略 AAS

438:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:10:17.34 ID:FI8VrnbTo
タカネ「さあ、消えなさい！　紛い物の、アイドルもどきよ！」

もはや武器を支えるミキの両腕は震え、
闇に飲み込まれぬよう耐えることで精一杯に見えた。
だが、強く閉じられた瞼の奥で、ミキの瞳は未だ輝きを放ち続けている。

以下略 AAS

439:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:11:11.35 ID:FI8VrnbTo
ヤヨイ「ミキさん！！　頑張ってくださいぃーーーーーーっ！！！！」

突如聞こえたその声は、攻撃に耐えるべく閉じられていたミキの瞳を開いた。
見れば地上で、まだ名も知らぬ少女が、自分を真っ直ぐに見つめている。

以下略 AAS

440:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:12:43.10 ID:FI8VrnbTo
ヒビキ「が……頑張れ！　ミキーーーーーっ！！」

マコト「ミキ！！　タカネに負けるなーーー！」

ユキホ「ミキちゃん、頑張ってぇーーーーーー！！」

以下略 AAS

441:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:15:27.86 ID:FI8VrnbTo
力が流れ込んでくる。
いや、力だけではない。
想いが、願いが、祈りが、次々と流れ込んでくる。

……温かい。

以下略 AAS

442:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:16:25.43 ID:FI8VrnbTo
　　――the Fate of the World
　　猛り狂う奈落の咆哮に
　　立ち向かう光の羽根

大きな翼がミキの背に現れる。

以下略 AAS

443:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 21:17:43.42 ID:FI8VrnbTo
ミキ「うあああああーーーーーーっ！！」

力強い叫びと共に闇を切り裂き現れた、眩い光。
目が眩むほどの眩さを持ったその光はしかし、
それを間近に見つめるタカネの両目に、閉じることを許さなかった。

以下略 AAS

467Res/411.90 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ