【アイマス】眠り姫　THE SLEEPING BE＠UTY-SS速報VIP

【アイマス】眠り姫　THE SLEEPING BE＠UTY

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282:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 20:54:17.78 ID:28nhHztDo
そして一度は開かれた鍵が再びかけられたことで、
その『何か』は再びあの部屋へ閉じ込められたのでは……。
と、少女たちの思考はそう共通していた。

ヒビキ「……ちょっと、様子を見てみるよ」

以下略 AAS

283:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 20:55:24.61 ID:28nhHztDo
こうして五人は、ヒビキの動物が帰ってくるのを待った。
能力を使うのに集中しているであろうヒビキは、
じっと旧校舎入り口を見つめ続けている。
そんなヒビキの後ろで、ふとマコトが口を開いた。

以下略 AAS

284:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 20:56:46.98 ID:28nhHztDo
ヒビキ「っ！？」

ヒビキがびくりと身体を跳ねさせたことに皆気づく。
何かあったのか、マコトがそう尋ねる前に、ヒビキは震える唇を開いた。

以下略 AAS

285:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 20:57:31.81 ID:28nhHztDo
吹き出た炎が周囲の木々を焼き、灰色の空を赤く焦がす。
五人の少女は眼下に広がる炎の海を睨むように注視し続ける。

そして――見えた。
炎の中に動く影。

以下略 AAS

286:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 20:58:48.38 ID:28nhHztDo
リツコ「『眠り姫』。あなた方の想像している通りです」

一同「っ！？」

背後から突然聞こえた声に全員振り向く。

以下略 AAS

287:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 21:00:09.28 ID:28nhHztDo
そして思った。

『チハヤと同様アイドルに選ばれた』……？

一体これのどこが、『同様』だと言うのだ。

以下略 AAS

288:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 21:02:10.86 ID:28nhHztDo
眠り姫「私の望みは、この世界を壊しちゃうこと。
　　　　全部ぜんぶ消して、グチャグチャにしちゃうこと」

その表情に、返答に、少女たちは息を呑む。
だがそんな彼女らの困惑した頭に更に追い打ちをかけるように、

以下略 AAS

289:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 21:03:04.38 ID:28nhHztDo
眠り姫「お前たちも私の敵なんだよね。
　　　　だったらもう消しちゃうけど、いいよね？」

ヒビキ「ま……待ってよ！　私たち、何も知らないんだ！」

以下略 AAS

290:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 21:04:15.38 ID:28nhHztDo
ユキホ「っ……！！」

眠り姫の持った長棒の先端に光が揺らめく。
一瞬後、光は弧を描く刃を形取った。
それは巨大鎌。

以下略 AAS

291:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 21:05:23.23 ID:28nhHztDo
だがその光は、眠り姫に当たることはなかった。
一歩目を踏み出した眠り姫は、
常軌を逸した速度と機動で大量の光の僅かな隙間を縫うようにして全て躱す。
そしてユキホが光を撃ち尽くしたのと同時、
地面を蹴って上空へ飛び上がり、鎌を振りかぶりながら一気にユキホに肉薄した。

以下略 AAS

292:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 21:07:27.34 ID:28nhHztDo
マコト「っ……ヒビキ！」

ヒビキ「わかってる！」

名を呼んだのを合図に、マコトは先行して眠り姫へと向かって飛翔する。

以下略 AAS

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