【アイマス】眠り姫　THE SLEEPING BE＠UTY-SS速報VIP

【アイマス】眠り姫　THE SLEEPING BE＠UTY

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222:名無しNIPPER[saga]
2017/08/11(金) 22:14:14.55 ID:Oh+Zy3tyo
ただ、いつもなら髪を切りつつ切られつつ他愛のない会話を交わしているところだが、
今のマコトにはそれはできそうもなかった。
やはりこちらからどう声をかければいいか分からない。

まず一言謝った方が良いのか。

以下略 AAS

223:名無しNIPPER[saga]
2017/08/11(金) 22:14:48.63 ID:Oh+Zy3tyo
マコト「……どうしたの、急に」

どう返せばいいのか分からずマコトが選んだ言葉は、
あやふやな、ごまかすような言葉であった。
もう少し何か気の利いた返事はできなかったのか。

以下略 AAS

224:名無しNIPPER[saga]
2017/08/11(金) 22:15:19.01 ID:Oh+Zy3tyo
マコトは反射的に、その感覚から逃れようと首を傾けようとした。
しかしその直前、逃げ場を封じるように今度は左頬に何かが触れた。
それは首に巻き付くように添えられた、ユキホの右手。
だがそれだけではない。
柔らかくしなやかなユキホの指の感覚の他、固く冷たい何かが即頭部あたりに触れている。

以下略 AAS

225:名無しNIPPER[saga]
2017/08/11(金) 22:15:52.05 ID:Oh+Zy3tyo
それは、『あの時』の目だった。
タカネの話をする時の、ユキホの目だった。
マコトは何も答えられなかった。
色のない目に射すくめられたように、ただ硬直し続けた。

以下略 AAS

226:名無しNIPPER[saga]
2017/08/11(金) 22:16:30.31 ID:Oh+Zy3tyo
ユキホ「！　う、ううん！　いいの！」

マコトの謝罪を聞き、ユキホは嬉しそうに声を上げる。
そしてマコトの正面に回り込み、

以下略 AAS

227:名無しNIPPER[saga]
2017/08/11(金) 22:17:16.85 ID:Oh+Zy3tyo
今日はこのくらいにしておきます。
続きは多分水曜前後に投下すると思います。

228:名無しNIPPER[sage]
2017/08/11(金) 22:19:42.57 ID:ni7bY2Wxo
おつ

229:名無しNIPPER[saga]
2017/08/16(水) 23:10:27.07 ID:2rU60daQo
・
・
・
チハヤ「あの……少し、いいかしら」

以下略 AAS

230:名無しNIPPER[saga]
2017/08/16(水) 23:14:28.64 ID:2rU60daQo
チハヤ「引き止めてごめんなさい。用事は、これだけだから」

そう言ってチハヤは背を向け、自分のベッドへ戻る。
ベッドの横には既に整理された荷物がまとめて置いてあった。
チハヤの『卒業』まで、残すところ三日。

以下略 AAS

231:名無しNIPPER[saga]
2017/08/16(水) 23:15:09.26 ID:2rU60daQo
そうして笑いあったのち、イオリはチハヤに顔を向ける。
チハヤは二人のやり取りを気に止めることなく、黙って読書を続けている。
イオリはチハヤをしばらく見つめ、
それに気付いたヤヨイは、様子を見守るようにイオリを見つめる。
イオリの横顔には、ヤヨイに向けていた笑顔がまだ残っているようだったが、

以下略 AAS

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