97: ◆XozYxp.J6w[saga ]
2017/07/15(土) 12:04:48.48 ID:MkhZKfNeo
紅莉栖「……わかりました…けど仮にそれを証拠にLだとおっしゃるなら…不可解です」
月「!」
紅莉栖「夜神さんは私たちの中にキラがいると思っているんですよね…」
紅莉栖「私の知る限りLという人物が一般に知られるようになったのは6年前の宣戦布告の日です。それまでは一切謎の存在だった」
紅莉栖「…貴方がLだというのなら大胆すぎる。キラを追うなら追っている事を極力知られないようにするのが鉄則のはず」
紅莉栖「まだこのラボには複数人の人間がいてキラを特定できてもいないのに」
月「…………………」
紅莉栖「………………」
月(…竜崎……お前の気持ちを今になってわかった気がするよ……)
月(……そして…お前の遺志は僕が継いだ…キラは僕が捕まえる…僕はLだ…)
月「…………確かにそうですね…ですが」
月「…私がLだということを知っているのはこの場にいるラボラトリーメンバーのみです」
岡部「…何が言いたい」
月「私が死ねば…少なくともこの中にキラがいるということになります。その時は私と捜査を共にした優秀な捜査官が黙ってはいません」
月「……キラがご丁寧にもわざわざ絞り混むようなバカな真似をすることはないとはおもいますが」
鈴羽「………。」
岡部「……先程から喋ってないが…バイト戦士よ、お前…知っていたのだな?」
鈴羽「!」
岡部「月が世界線解釈を知っていた時点でおかしいとは思っていた……」
岡部「仮にもお前はソルジャー…そう簡単に情報を渡すとは思えんからな。口を滑らすだなんておかしいだろう」
月「……ええ、確かに阿万音鈴羽さんには先だって。」
紅莉栖「………」
鈴羽「あ、あー…抜けがけのような真似しちゃってごめんね…」
月「理由はよくわかりませんが彼女は私に敵意を…いえ、嫌疑されているようでした。ですから私がLである、と」
岡部「………それだけではあるまい。お前は試したのだろう、コイツがキラであるかと」
鈴羽「なっ!?」
岡部「俺の知る限り鈴羽という人間は直情的だ。コイツがL側ならキラを、キラ側ならLを。確実にむき出しの敵意で見続けるだろう」
岡部「だからお前は真偽はどうかは知らんがLと名乗り自分を殺すか確かめた…違うか?」
ダル「お、オカリンそれは…」
月「………なるほど。そういう考え方もできますね」
岡部「…………」
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