夜神月(時を超えるメール……?)
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47: ◆XozYxp.J6w[saga]
2017/07/13(木) 22:12:46.14 ID:G86CFbvCo
―――再び屋上

月「…それで、どうしたんですか倫太郎さん」

岡部「…夜神月、お前はここら辺で何を調べまわっている?」

月「…え?」

岡部「最初は柳林神社、次にメイクイーンニャンニャン…そしてこの未来ガジェット研究所……」

岡部「取材というには如何になんでもバラバラ、どう考えても纏まりがない。…いや、むしろ“まるで俺らを嗅ぎまわってる”」

岡部「……そう感じてしまうのだが。夜神月…お前は何者だ?」

岡部(これで先手は取った…さぁ、どう出る夜神月)

月(……こいつ…O…!)

月「…僕はフリーライターです、そして目の前に立派な神社が見えた。なので取材をさせてもらいました」

月「そこでたまたまこの研究所のことを知っただけです。他意はないですよ。」

月「メイド喫茶に行ったのも休憩のためで、貴方に出会ったのも偶然。全ては偶然だったんですよ。」

月「…むしろなぜ貴方は僕を疑うんです? まるで……誰かに狙われてるみたいじゃないですか」

月(……Oめ、僕がお前を殺せないと知ってて罠を……だが、僕はミスをしていない。疑えば逆に自分を追い込むぞ)

岡部「…いや、そうか、済まない。どうも、ここ最近キラ事件が身近にありすぎてな。…キラを信奉するもの、批判するもの…」

岡部「そして俺をキラだと疑うもの…多くてな。疑心暗鬼になっていた。」

岡部「もしお前がキラについて取材しているようならば、俺はお前に協力を仰ごうと思っていたんだ。」

月「協力?」

岡部「ああ…以前、俺にキラをどう思うか聞いてきたことがあっただろう?それにライターにとってキラネタは宝のはず」

岡部「だから、ラボメンがキラをどう思ってるか聞こうと思ってな。お前にとってもインタビューのような感じでネタにできるだろう」

岡部「そう思ったんだが……済まない。不快にさせてしまったようだな」

月(…コイツ……僕のことを疑ってないのか…?)

月(……いや、疑っていても決定打が得られないから…か。まるでLのようなことをする…奴には到底及ばないが)

岡部「…どうした?」

月「ああ…いや、ネタとして使えるか考えてたんですよ 」

月(…コイツにとってはキラ関連者を見つけ出したくて言ったんだろう。そして僕がキラだった場合、自分がOだとバラすようなものだ)

月(“だから”僕に声をかけた…キラ事件に絡めた言い訳をして)

月「……わかりました。協力しましょう」

岡部「いいのか…?ありがとう…」

月(…僕にとっても他のOを炙り出す機会だ…逃す手はない…)

岡部(…キラに身のうちをバラすようなもの…諸刃の剣だが…)

月(岡部倫太郎…O)

岡部(夜神月…キラ)


―――――お前にだけは負けはしない!!


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