15: ◆XozYxp.J6w[saga]
2017/07/13(木) 14:50:44.88 ID:z3hWrjKpO
―――柳林神社
るか「これでお掃除おしまい…はぁ、今日もいい天気…」
月「どうも、こんにちは」
るか「あ、こんにちは…参拝の方…ですか?」
月「いえ、違うんです。僕はフリーのライターで……」
るか「ライターさん…ですか?」
月「あ、えっと……名刺名刺、改めまして僕はこういう者です」
るか「夜神月…さん、ですか」
リューク「ククッ…偽名じゃなくていいのかライト?」
月(五月蝿い…黙ってろ死神…問題ないんだよこれで…)
月「そう、秋葉原の事について記事を書いてまして…」
るか「そういう事なら…その…お父さんを呼んできましょうか…?」
月「いえ、アポイントメントも取らずにやってきたのは僕ですから…それに神主さんの仕事もお忙しいのでしょう?」
月「手短に済ませますので、お話聞かせていただけませんか…?」
るか「えっと…あ…はい…」
月「ありがとうございます!それでは取材始めますね!」
リューク「何その明るいキャラ」
るか「…えっと、その…何を話せばいいんでしょう…?」
月「こちらから質問させていただきますので、それに答えていただければ…はい!」
るか「あ、はい…わ、わかりました…僕上手く話せるかな…」
リューク「へへぇ、うまく釣れたなぁ、ライト」
――――――へぇ、毎年神社で催し物ですか!」 「はい…地元の方に感謝の意も込めて…」
「ハハ、それじゃこの神社は毎年参拝客でいっぱいなんですね」 「あ、はい…」
「…このご神木ですか?いたずらされたのって」 「そうなんです…去年の冬…くらいに…」
「ふーん、じゃあラボにはあんまり遊びに行けないんですね…」 「はい…勉強の方が忙しくて…中々」
「その年じゃ仕方ないですよね、僕もそんな時期がありました…」 「そうなんですか…?」
「さっき聞いた話じゃ結構ラボに人いるみたいですけど…」 「ええ、岡部さん…ラボの所長の岡部倫太郎さんという人の人望が―――
月「あ、ごめんなさい。手短と言ったのに…つい話し込んでしまいました…」
るか「い、いえ…お役に立てたのなら…良かったです…」
月「!…ご協力ありがとうございました!それでは失礼します」
月(………)
リューク「ククッ、三文芝居打っただけの価値はあったみたいだな」
月「五月蝿いぞリューク。……だがその通りだ。尾行を巻いた女の名前も分かったしね…」
月「そして何より興味深い情報が得られたよ。」
リューク「なんだ?興味深い情報って」
月「あぁ、奴らは……いや、まだ伏せておこう。見たほうが面白いと思うぞ」
リューク「ククッ、楽しみにしてるぜ…」
月(まさか、Oがタイムマシンを所持していたとはね…しかし、そうなるとますますわからない…)
月(不本意だが、僕はあのメールに助けられた。しかし、掲示板で見た限りは反キラ思想のはず…)
月(僕をおちょくっているのか…?)
月(そもそも僕は、Oは攻めあぐねていたと思っていたが…)
月「そうじゃない…くそっ…!」
月(迂闊なことをすると僕が殺られる…)
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