128: ◆XozYxp.J6w[saga ]
2017/07/15(土) 20:38:14.49 ID:MkhZKfNeo
紅莉栖「……このビデオを見た限り第二のキラとしての行動よりも自分の感情で動いている気がする」
紅莉栖「キラ崇拝で真にキラの思想だけでやっているというのなら“キラ”の…後から送られてきた方のビデオに引っ掛かりはしないわ」
紅莉栖「もしキラの気持ちが分かるのであればLの殺害を推し進めたほうがいいもの」
岡部「……キラ本人からのメッセージで喜んで冷静さを失ったとかでは?自分で考えることを放棄しいう事を聞くというのはカルトではよくあることだ」
紅莉栖「そうだとしてもよ、真偽不明のビデオ一通に翻弄される時点で世の中に対する考えよりもキラに会いたいという気持ちが先行している」
紅莉栖「目にしている本物のKIRAからのビデオ…そして耳にしているのはキラが考えそうなことから若干ずれた内容……ストループ効果が起きたって考えることもできるけど」
紅莉栖「結局返事のビデオで言う事を聞くと言ってるから…キラの思想、何がキラを喜ばせるか……分かっていない。言われたことに追従しているだけ」
紅莉栖「……そして警察のまだ関わってないならやめなさいという放送…これは5月25日……第二のキラが日記を公開しろと言ってから数日空いている」
紅莉栖「…直後に放送に従い名乗り出るのをやめ……そしてキラでは殺せない犯罪者を裁くと宣言……今までの兆候とは真逆じゃない?」
岡部「確かに…態度が一変しているし……キラのビデオの言う事を聞いていたのが今更ひっくり返すと言っているようなものだな……」
紅莉栖「アパシーでもあるまいし、会うことにこだわりそれを最重視していたキラへの興味を一気に失うと思う?」
岡部「……やはりキラと第二のキラは繋がった…のか…」
紅莉栖「ええ、そう考えたほうがいい。外側前頭皮質の活動が高まって腹内側前頭皮質の活動が低下するとは思えないし」
紅莉栖「いきなり衝動的選択を抑えセルフコントロールを働かせ長期的利益を優先する人間に変質したなんて…考えられないから」
岡部「…というか、お前は医学や心理学の専攻ではないだろう」
紅莉栖「……心理学と脳科学は必ずしも対立する学問ではないわよ?ただ……心理学の方が都合がいいかもしれないわね」
岡部「………そうか。で、お前は俺に対してキラに対する自分の考えを喋っていいのか?」
紅莉栖「言わなかった?私はあんたをキラだと思ってない。夜神さんも言ってたじゃない…最初のキラと考えるとアンタは12歳よ?」
岡部「…お前に論破されてばかりだしな、世界一の探偵Lと張り合える気はしない」
紅莉栖「そう、私にも論破……って柄にもなく悲観的ね。独善的鳳凰院凶真はどこいった。…ともかくキラだとは思ってない。」
紅莉栖「……もちろん、だからといって監視の目は弱めないけどね。アンタが白であろうが黒であろうがしっかりと証言できるようにね。あと私自身気になるし」
岡部「……そう…か」
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