緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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78:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:58:54.51 ID:rHT/Celd0
「せっかくだし、これで行こうか」
「……はいっ」
その提案を、智絵里は満面の笑みで受け入れた。花が咲いた様な曇りの無い笑顔で。
それから二人は手を繋いだまま、何処かに向かって歩き出す。
目的地も無い、自由気ままなぶらり旅。
その先にある幸せを求めて、二人は並んで歩いていくのであった。
「あっ、そうだ、プロデューサーさん。あとで写真を撮ってもいいですか?」
公園を抜けた後、智絵里は上目遣いの目線でそう問い掛ける。
「ん? あぁ、いいけど……」
写真を取るぐらいなら別に構わない。
そう思って許可を出すも、どうにも嫌な予感がしてならなかった。
絶対に何か、悪い風に使う……そんな感じに思えてしまった以上、その使い道を聞かねばならなかった。
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