緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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62:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:53:41.53 ID:rHT/Celd0
「暑いだろうから、智絵里はここで待っててくれ」
「え、あっ、はい」
Pはそう指示を出すと、智絵里の側から、木から離れて原っぱにへと戻る。
そして膝を屈めて姿勢を低くし、地面にある何かを探し始めた。
「……」
「……」
「……ふぅ」
「……」
黙々と、Pは静かに何かを探す。その後ろ姿を、智絵里も静かに見守っていた。
彼が今、何を探しているかなんて薄々と理解はしている。
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