緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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52:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 14:50:42.10 ID:rHT/Celd0
「……そうか」


しかし、Pは考える。果たしてこのまま続けていて良いものかと。


観察をしているのは、確かに楽しい。このまま何時間でも眺めていたいぐらいに。


だが、今日一日をこれだけに費やしてしまうというのは、いささか不毛に感じてしまう。


せっかくの智絵里と二人きりで過ごせる時間というのなら、尚更の事だった。


「そうだよな、うん」


「……? どうか、しました?」


「あぁ、いや……この後の事をちょっと考えていてな」


「この後の事……何か、良い事でも思いついたんですか?」


「うーん……良い事、というよりもいつも通りになってしまうかもしれないが……外にでも行かないか?」


「お出掛け……」


「そう。ずっと部屋の中にいる訳にもいかないし……どうだ?」





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