5:名無しNIPPER
2017/07/13(木) 01:32:58.24 ID:RNLOeJWu0
十数年前 魔王城
剣士「でいりゃあああ!!!ドカァンッ!」
魔王「いきなり爆音がしたと思えば勇者一行か」
勇者「ついにここまで来たぞ魔王!!!」
魔法使い「勇者!とんでもない魔翌力が漂ってきているわ!!!気を付けて!!!」
僧侶「補助魔法ー筋力強化!!!」
剣士「勇者ぁ!!!いくぞぉぉぉお!!!!シャキンッ」
勇者「おうっ!!!!」
数時間の戦いの末
俺達は互いに引き分けとなった
魔王「ふっ・・・人間の癖にやるではないか?フッフッフ」
勇者「貴様こそ・・・魔族にしては根性があるな!ハハハッ」
剣士「くっ・・・身体が動かねえ・・・ギリリ」
魔法使い「勇者・・・逃げて・・・・くっ・・・」
僧侶「魔法使いさん・・傷だらけなのに無理しては・・・・」
魔王「私は人間共は卑しい生き物であると思っていたが・・・」
魔王「貴様らを見たところ共に思いやる心を持っているのだな・・」
勇者「当たり前だ!お前達魔物と一緒にするな!」
魔王「ふっ・・どうやら互いに誤解しあっているようだな・・・」
魔王「我々は普段、お前達以上に思いやり生きているのだ」
勇者「そんな事はあるか!!現に、何人もの罪のない人々が襲われてたのを見たんだ!」
魔王「それは人間界でもある話だ・・・全てが善とは限らないのだ」
勇者「・・・・そんな事はない・・・はずだ・・・」
魔王「私達は一度、武器を置いて話合う必要がありそうだな」
勇者「・・・・」
魔法使い「魔王の罠よ!信じちゃだめよ!!!・・・・うぅ・・・」
僧侶「魔法使いさんの言うとおりです!信じちゃだめですよ!!!」
剣士「勇者・・・・ガハッ」
勇者「俺の仲間達を癒してもらえるならば武器を置いて話し合おう」
魔王「勿論だとも。側近!!!」
側近「はっ!お呼びでしょうか?」
魔王「奴らの手当てをしてやれ!」
側近「!?しかし彼らは・・・」
魔王「魔王の命令が聞けぬのか?」
側近「いえ!そのようなことは!直ちに治療させて頂きます!」
魔王「うむ」
勇者「恩にきる・・・」
魔王「構わんさ」
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