1: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:43:15.68 ID:HpUIc0+G0
―――事務所
モバP(以下P)「どういう…ことだ…?」
P(なぜだ…? なぜ鞄にお宝本(エ○本)が入っている? こいつは、こいつはこんな所にいていい存在じゃ…)
P(まさか、書類と一緒に間違えて鞄に入れてしまったのか!? …い、いや、こうなった経緯はもはやどうでもいい! 今はそれよりもこいつを―――)
卯月「おはようございますっ」ガチャ
P「うぎゃあ!?」
卯月「どうしたんですか、プロデューサーさん!?」
P「お、おははよう、う卯月! お、俺は何もやましい物なんて持ってきてないぜ☆」
卯月「は、はい? やましい物ですか?」
未央「プロデューサー、何かやましい物持ってきたの?」
P「ぎゃあああああああっ!?」
未央「なんで私の顔見て悲鳴上げるの!?」
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2: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:44:37.98 ID:HpUIc0+G0
P「わ、悪い、卯月の背後霊かと思った」
未央「プロデューサー、朝一で失礼だね!?」
3: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:45:08.89 ID:HpUIc0+G0
未央「なーんだそっか。確かに、紙切れてたら悲惨だもんね」
P「あ、ああ、社会人なら常備が基本だ。紙の代わりに紙ヤスリとかで拭きたくないし…じゃ、そういうことでっ!」ガチャッ、バタン
4: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:45:41.52 ID:HpUIc0+G0
―――廊下
P「ふぅ…我ながら、全日本言い訳選手権があったら準優勝はいけるくらいのナイス言い訳だったな」
5: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:46:14.75 ID:HpUIc0+G0
P「そ、それより凛、何か用か? 俺、ちょっと今取り込んでるんだけど」
凛「あ、うん。実はそのことで手伝ってあげようと思って」
6: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:46:51.54 ID:HpUIc0+G0
凛「ふっ……見え見えの嘘つかなくていいよ。未央から、プロデューサーが大事なものを鞄に隠し持ってるって連絡が来てね」
P(未央の奴、やっぱり勘付いてやがったのか…だがさすがに中身までは分からなかったらしいな)
7: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:47:33.97 ID:HpUIc0+G0
凛「しかしそこで未央が登場。鞄の中にパンツが入ってると知られたら、どんな目で見られるか分からない。だからテキトーな言い訳をして誤魔化し、そそくさとその場を去った。…パンツの入った鞄を大層大事に抱えてね」
P(そこだけ大体合ってるのが腹立つな…)
8: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:48:01.67 ID:HpUIc0+G0
まゆ「大丈夫ですか、プロデューサーさん!」
P「まゆ!? た、助かったけど、今のはやりすぎじゃね!?」
9: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:48:42.05 ID:HpUIc0+G0
―――屋上
まゆ「ここならもう大丈夫です」
10: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:49:30.46 ID:HpUIc0+G0
まゆ「うふ♪ 照れる必要はありませんよ、プロデューサーさん。まゆには分かっています」
P「いいや、お前は俺のことをこれっぽっちも理解しちゃいないぜ?」
11: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:50:08.02 ID:HpUIc0+G0
まゆ「ではプロデューサーさん! ブラをプレゼントフォーまゆしてください♪」
P「いや手を差し出されても無いもんは渡せねーよ!」
12: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:50:38.60 ID:HpUIc0+G0
P「ふぅ、強引に気絶させたが、この場合仕方ないな…あやめ、よくやってくれた」
あやめ「プロデューサー殿。つい言われるがまま気絶させてしまいましたが、これはいったいどういう状況で?」
13: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:51:17.80 ID:HpUIc0+G0
―――廊下
P(あやめがノリの良い奴で良かった…。さて、仕切り直しだ。この少しえっちぃ本(○ロ本)の処分方法を考えないとな。こうなりゃいっそ焼却しょ―――)
14: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:51:44.05 ID:HpUIc0+G0
杏「あ、ホントにそうなんだ。何個か候補あったんだけど、最初のでビンゴだね」
P「カマかけてやがったちくしょう!」
15: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:52:23.27 ID:HpUIc0+G0
杏「ひと箱23万円のでいいよ」
P「百年後のおかしか! 買えるかそんなの、普通のでいいだろ!」
16: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:53:02.96 ID:HpUIc0+G0
杏「さてさて、何が出てくるか――ん? これエ○本なの? わりと普通の表紙だけど」
P「え、マジ? もしかして○ロ本じゃなかった? 早とちりしてた、俺? ToL○VEるとかだった?」
17: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:53:51.23 ID:HpUIc0+G0
杏「これ以上ない物的証拠があるのに、よくもまあそんな供述が出来るね! それにさっき小学生は最高だぜとか叫んでたし!」
P「数分前の俺余計なことを! でも待ってホントに違うんです信じてください裁判長!これは冤罪!」
18: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:54:27.31 ID:HpUIc0+G0
留美「…あ、なんだ、プロデューサー君と杏ちゃんじゃない。急に召喚しないでよ、紛らわしい」
P「す、すみません、デュエルリンクス楽しくて。それでその…留美さん、例の如く俺に何か用ですか?」
19: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:55:07.65 ID:HpUIc0+G0
留美「ふふ、その鞄に入っているんでしょう? 大事なものなんて婚姻届しかないものね?」
P「なんでうちのアイドルたちはこうも思い込みが激しいんだ…!」
20: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:55:34.18 ID:HpUIc0+G0
P「なんか女同士のドロドロした争い始まったんだけど! 心がギスギスするよ! こんなの見たくなかったよ!」
杏「こんな大人にはなるまい。あ、でも今ならこの場を離れられるんじゃない?」
21: ◆pyjxxL5rxeZK[saga]
2017/07/11(火) 20:56:01.29 ID:HpUIc0+G0
―――別の階の廊下
P「考えてみたら、俺昨日家に帰ってから鞄開けてないんだ。つまり、昨日のうちに何者かが俺の鞄にCOMIC L○を入れていた可能性が高い」
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