轟雷「あおを気持ちよくしてあげたいのです」 スティ子「はぁ」
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7:名無しNIPPER[saga]
2017/07/11(火) 17:00:27.75 ID:AhbfA0Eg0
私が視線をそらした瞬間。

轟雷が居る方角から、ガサリ、と音がした。


それは、多足型の戦闘訓練用バグが移動する際の音に似ていた。

私は反射的にそちらの方向に向直る。

そこには、何もない。

そもそもこれはバトルフィールドじゃないんだから、戦闘用バグがいるはずがない。

じゃあ、何の音だったのかしら。


その段階で、私は轟雷の姿がないことに気づいた。








いや、轟雷は視線の端に、居る。

ただ、何故そんな所に居るのか、理由がわからないのだ。

理由がわからないから、一瞬「居ないもの」として判断してしまったのだ。

何故、轟雷はそんな所に居るのだろう。

そんな体勢で、こちらを覗き込んでいるのだろう。

それが判らない。

理由がわからない。




轟雷が、地面に這い蹲り、下から覗き込む体勢で私の顔を見つめている理由が。

判らない。


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