4:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:36:41.66 ID:otTlPJINo
「いや、それだけじゃない」
プロデューサーさんの返事は力強いものでした。
「まぁ、高校生なのはインターハイを撮りたいとか役者さんの関係とか、大人な事情はあるんだけど……」
「細かいことを置いておいて、等身大の悠貴を、
もっとたくさんのファンのみんなに見せれるんじゃないかと思ってさ」
「ステージの上を駆け回る悠貴も魅力的だけど、
走ることが好きで、もっと可愛くなろうとしてる悠貴は、さらにキラキラしてるからな」
そう言い切ったプロデューサーさんに、ただまっすぐ見つめられます。
プロデューサーさんに見つめられると、私の身体はじわっと熱くなっていきました。
私に期待してくれてる。
期待を背負って走るのは……重くないですっ。
「はいっ! 私、やりますっ。やりたいですっ」
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