【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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81: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/20(木) 20:30:36.49 ID:m7NIKWsF0
……ようやく緊張も解けた紬に向けて、男が言う。
「それとな紬。知ってて欲しいことが後一つ」
「知っておくべきこと……なんでしょうか?」
「舞台に上げるのは俺の仕事。そこから先はアイドル次第……さっき、俺は言ったよな」
「は、はい。確かにそう、仰いました」
途端、自分がそれを真っ向から否定したことを思い出し、紬の顔が暗くなる。
だが、男はそんな反応すら予想済みだと微笑むと。
「でもな、今度の舞台には君だけじゃない……頼れる仲間がいつも一緒だ」
「仲間……劇場の?」
「そう! だからステージの上で困ったら、みんなを思い切り頼るといい。
何てったって紬はもう、765プロの一員なんだからな!」
「……はいっ!」
紬が、力一杯頷いた。さらにはそれからしばらくの間、鳩が群がるベンチの周りに、
少女の屈託のない笑い声が響き続けることになったのだ。
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