道明寺歌鈴「短冊に願い、貴方の側に」-SS速報VIP

道明寺歌鈴「短冊に願い、貴方の側に」

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2: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:01:06.24 ID:IV7bC/Tao

短冊をたなびかせて風に揺れる笹の葉。昼間は雨降りだったために室内で窮屈そうにしていましたが、今は風にその身を委ねながら月明かりに照らされています。

私の飾った短冊はどこら辺だっけとぼんやりと眺めていたら法子ちゃんの声が。

以下略 AAS

3: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:01:59.63 ID:IV7bC/Tao

「なにしてたの？」

「んー、特になにもしてないよ」

以下略 AAS

4: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:02:37.91 ID:IV7bC/Tao

「ふぇ！？お、思ってにゃいよ！？」

少し思ってました、と心の中で謝りながら否定するも法子ちゃんはぷんぷんと頬を膨らませていて。

以下略 AAS

5: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:03:14.09 ID:IV7bC/Tao

「歌鈴ちゃんはなにをお願いしたの？」

「みんなのお願い事が叶うように、って」

以下略 AAS

6: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:03:59.04 ID:IV7bC/Tao

「私はお星様に祈って叶えてもらうよりも、自分の力……じゃないや。プロデューサーさんと一緒に二人の力で達成したいから」

ずっと思っていたことだけれど、改めて口にするとやっぱり恥ずかしくて。

以下略 AAS

7: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:04:39.06 ID:IV7bC/Tao

瞬く星々を見て法子ちゃんが「あの星とこの星を繋ぐとドーナツみたい！」とか、私がそれに応えるように、「じゃああれは鈴みたいだね」とかたわいも無いお話をしながら盛り上がっていたら彼女のプロデューサーさんが法子ちゃんを呼ぶ声が。

「あ、プロデューサー！」

以下略 AAS

8: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:05:10.30 ID:IV7bC/Tao

「ああ、道明寺さん。法子に付き合ってくれてありがとうね」

「いえ、どちらかと言うと付き合わせたのは私の方なので」

以下略 AAS

9: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:05:44.17 ID:IV7bC/Tao

さっきまでとは変わって私一人となったテラスはとても静かです。そっと目を瞑ると風が笹を揺らす音と私の息遣いだけが感じられます。

以下略 AAS

10: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:06:54.70 ID:IV7bC/Tao

「プロデューサーさん」

「うん？」

以下略 AAS

11: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/07/07(金) 23:08:15.51 ID:IV7bC/Tao

「そんな走ると転ぶ、ってあぁっ！」

後ろから聞こえたプロデューサーさんの注意も間に合わず、私の足はもつれて転けてしまいます。パタパタと近寄って来るプロデューサーさんに、「えへへ」とはにかんで。

以下略 AAS

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