29:名無しNIPPER
2017/07/12(水) 18:14:29.54 ID:yryWNkBoO
そっと先輩へ託す。その子をちゃんとした両親の元へ……先輩は瞳の中に水滴を溜めながらも差し出す腕に手を伸ばし…サリエルちゃんを抱っこする。
もう、離さないそう言い聞かせる様に優しく抱き締めていた……あぁやっぱり…この手を…この汚れてしまった手までは握ってくれませんよね?
ガヴ「タプリス……お前…本当に…!」
神足通…私は今足場の無い場所に浮かんでいる。当然私は下へと落ちていく、上で先輩が声を張り上げている…
ガヴ「馬鹿!そこから落ちたらその先にあるのは地獄だぞ…っ!」
先輩の目にはどんな風に写っていたのだろうか?
天使の証とも言えるその羽は、純白などでは無かった真っ黒に染め上がっていてまるで悪魔の様に……
堕天した翼は、その者の罪の象徴
故に堕天した翼は飛ぶ為にあらず。
私はゆっくり…ゆっくりと落ちていく。
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