智絵里P「ちょっと恋愛相談に乗ってもらいたいんだけど」緒方智絵里「!?」
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19: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:57:42.61 ID:oFThaKWS0
 「ところで、隣の方は彼氏さんですか?」

 たくさんの嬉しい言葉をかけてもらっている中の、その一つの質問がまるで、スローモーションのように私をゆっくりと震わせているのを感じました。

 「絶対に誰にも言わないんで、私たちにだけこっそりと教えてくださいよ」「もー、〇〇ったらだめだよー」「えー、でも気になるじゃない」

 そんな言葉が聞こえるような、聞こえないような。

 だって、さっきから突然耳が悪くなったような気がして。

 何故か、私の目はプロデューサーさんの唇の動きにくぎ付けで。

 そう、ほんのひと時のような長い時間のようなひと時を遮ったのは、何度もステージの上や日常の中で私を助けてくれた、大好きなお友達の声でした。

「もうっ、みんな何やってるんですか!今はお仕事の時間なんですから、ちゃんとしてください!」

「おまえら〜、シュガーハートさんが遊びに来てるんだから、ちょっとはこっちにも構えよ☆」

「その人は、智絵里ちゃんのプロデューサーさんですよ!」と私たちを庇って、お店の人達の間で揺れるちょっと短めのポニーテールを前に、私はついついびっくりして大きな声をだしてしまいました。

「な、菜々ちゃん!え、どうして?」

「あ、あれ〜?てっきり遊びに来てくれたんだと思ってたんですけど、もしかして知りませんでした?」



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