劉備「ジャンヌ・ダルク助けるぞwww」サトシ「分かったぜ!」
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◆vfNQkIbfW2
[saga]
2017/07/11(火) 23:10:40.07 ID:YKu6npRW0
ターバンの老人「何ということを聞いてしまったのじゃ、わしは……!」ダダダダダ
ターバンの老人「奴らはいずれ動くだろう。そして、サマルカンドを水浸しにしてゆくつもりじゃ」ダダダダダ
ターバンの老人「どんな手を使っても、このことをスルタン・アブルハイルにお伝えしなくては!」ダダダダダ
無我夢中で走る老人は、前から迫る人の気配に全く気が付かなかった。
額と鷲鼻を硬い鎧のような鉄板に打ち付けてしまい、くらくらと後じさる。
尻餅をつきそうになったところで、丸太の如く太い腕に背中を抱えられた。
趙雲「御老人! 御老人! 怪我はないか!」
老人がぶつかったのは、肉屋の前でロバのチンカスを舐めていた趙雲だった。
しかし、老人は趙雲が劉備の将だということなど露も知らない。
鼻血で赤く染まった手を伸ばしながら、低く呻くような声で訴えたのである。
ターバンの老人「将軍……将軍……わしの代わりに、スルタンに伝えてくだされ……」
趙雲「なんだ、申してみよ。この趙雲、御老人の言葉をしかと心に留めよう」
ターバンの老人「異国の者が……街を……水没……諸葛亮……」
趙雲「丞相がどうなされた? 水没とは何なのだ!? 御老人、まだ力尽きてはならぬ! 御老人!」
諸葛亮の名を最後に、ターバンを巻いた老人は息絶えた。
老人の亡骸を横たえると、趙雲は背中の槍を構えてアブルハイルのユルトへ大股で歩いていった。
交差した二つ又の槍が、趙雲の行く手を阻む。
守衛「スルタンは御昼寝の最中である。無礼者、矛を収めよ」
趙雲「アブルハイルに伝えておけ。異国の者が街を水没させると。その名は諸葛亮孔明であると!」
守衛「なッ……貴様は何を言っているんだ?」
趙雲「然らば、これにて失礼する!」
踵を返すと、颯爽とした足取りで趙雲は去っていった。
残された二人の守衛は、ただただ首を傾げるばかりであった。
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