劉備「ジャンヌ・ダルク助けるぞwww」サトシ「分かったぜ!」
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◆vfNQkIbfW2
[saga]
2017/07/05(水) 23:53:54.61 ID:Cvr2387M0
ジャンヌ・ダルクの失踪はイングランドだけでなく欧州全体に激震をもたらした。
中でもジャンヌを捕らえたリニー伯ジャン二世と、政治的利用を画策したシャルル七世の怒りは相当なものだった。
まだジャンヌは処刑されていない。まだ何処で生きている。
イングランド・ブルゴーニュの民は半狂乱となって、悪魔ジャンヌ・ダルクを再び捕らえるようにデモ行進を行った。
デモを鎮めるために多くの兵士が派遣され、穏やかなロンドンとディジョンの街並みは血に染まった。
〜リニー伯の館〜
ジャン二世「ジャンヌ・ダルクを逃がすとは! 伯母様、イングランドに何と説明するおつもりですか」
伯母「私が逃がしたのではありません。知らない内に煙と消えていたのですよ」
ジャン二世「しらばっくれるのもいい加減にしなさい。では誰が、彼女を聖ヴィート大聖堂から連れ出したんだ!」
伯母「それが私も分からないのですよ。窓から飛び降りたら、間違いなく全身の骨が砕けてしまうでしょうに」
ジャン二世「ジャンヌ・ダルクは悪魔の力を借りて空を飛んだんだ。いや、そうに違いない。次捕らえた時は即座に首を斬ってしまおう」
伯母「まぁ正直ね、内心ホッとしましたよ。あの娘が逃げてくれて」
ジャン二世「あ、ああ、あんだて?」
伯母「いえね、異端審問があまりに理不尽で。少し同情してしまったのですよ」
ジャン二世「何が理不尽だ。敵国の人間はみな魔女なんだ。根絶やしにするまで私は戦い続ける所存です」
伯母「……ふぅ。武運を祈ってるわ、私のかわいいかわいいリュクサンブール」
ジャン二世「ありがとうございます。しっかり闘って参りますよ」フッ
真紅のマントを風に靡かせ、ジャン二世は回廊を足早に立ち去った。
ジャン二世「ジャンヌが東に向かったのは調査で分かっているんだ。殺してやる。魔女も、魔女の協力者も全て火にくべてやる!」コツコツ
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