74: ◆.sAs4aCn2Y[saga]
2017/07/09(日) 22:36:33.16 ID:70PaZGeso
ゴン太「最原くん! いつもゴン太と仲良くしてくれてありがとう!」
最原「………………」
ゴン太「今日はゴン太の友達といっぱい仲良くしてくれると嬉しいな!」
ブーン! ブーン!
ミンミンミン
最原「(じ、地獄だ……!)」
ゴン太「大丈夫? なんだか顔色が悪いけど……」
最原「ごめん……僕、昔から虫が苦手で……」
ゴン太「えぇ!? そんな! 虫さんはみんな可愛いよ!?」
最原「ゴン太くんの感性を否定する訳じゃないんだ。僕が得意じゃないってだけでね……(直接的に言ったらゴン太くん暴走しちゃうから……)」
ゴン太「じ、じゃあ今日はゴン太が頑張って虫さんを得意にしてあげるよ!」
最原「(まずい! これは最悪のパターンだ!)」
最原「ゴン太くん! ……誰にでも得意・不得意はあるんだ。ゴン太くんにだって苦手なことはあるよね?」
ゴン太「う、うん……」
最原「だけど、僕はゴン太くんの苦手なことを直そうとは思わないし、多分直るものでもないよね?」
ゴン太「た、確かにそうだね!」
最原「でも僕はゴン太くんはそれで良いと思うんだよ」
ゴン太「それで、良い?」
最原「僕はそれが苦手、ゴン太くんはそれが苦手……皆が違って、皆良い……同じ人なんていちゃ面白くないだろ?」
ゴン太「…………そうだったのか……」
最原「(もう一押しだ!)僕は僕と言う個性のためにそれを苦手に思ってるんだ! だから無理やり直そうとするなんてダメなんだよ!!」
ゴン太「ごめん……そうとは知らず……ゴン太、本当に馬鹿だね……」
最原「そんなことないよ! 今僕から話を聞いてわかってくれたよね? 一回聞いただけで理解してくれたんだ、馬鹿な筈無いんだよ!」
ゴン太「最原くん!!」ギュッ
最原「うわ!?」
ゴン太「ゴン太のこと、そんな風に認めてくれるなんて……本当にありがとう! ゴン太、最原くんと友達で本当に良かったよ!」
最原「……そんな……(罪悪感が……)」
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