56: ◆.sAs4aCn2Y[saga]
2017/07/09(日) 15:04:51.92 ID:JARCs6rRo
春川「べ、別に謝らなくても良いから……そんなに気にしてないし」
最原「うん、ありがとう。百田くんも、春川さんが女の子だから気にしてる部分もあると思うんだ。女子には気軽に触ったりしにくいから」
春川「え? あぁ、まぁそうかもね」
最原「百田くんなら、ちゃんと話した方が良いと思うよ。話しにくいことかもしれないけど、馬鹿にしたりなんてしないから」
春川「……あのさ」
最原「ん? なに?」
春川「最原は……私のこと見るとき、いつも困ったようにしてるよね」
最原「え? (あ、そうか! 僕か! それもそうだ……なんで気づかなかったんだろう)」
最原「ご、ごめん……そういうつもりじゃなかったんだけど、不快にさせたなら謝るよ……」
春川「……やっぱり怖いんでしょ?」
最原「(春川さんの才能、か)」
最原「怖くないと言えばもちろん嘘になる。だって僕たちの日常からはかけ離れた才能だしね」
春川「…………っ」
最原「でもだからって春川さんを遠ざけようとか思わないし、むしろ仲良くできるならそうしたいと思うよ」
春川「え? ……なんで? 私は……依頼されれば、あんたや百田でも、殺せる女だよ?」
最原「それは嫌だけど……相手のことを知らないまま嫌いになるなんて、そんなの僕は嫌だ。真実から目をそらすようなことはしたくないんだ!」
春川「最原……」キュン
最原「だからそんな先のことなんて気にしないで、仲良くなりたいと思う(ちょっと臭かったかな……?)」
春川「…………ありがとう」
最原「ううん、もっと早くこうして話せば良かったな……」ハハ
春川「……………………狙われない…………禁…………」ボソッ
最原「え? なにか言った?」
春川「なんでも。ちょっと用事思い出したから、帰る」
最原「あっ、春川さん!」
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