あお「轟雷達を使ってお金儲けをし続けるとどうなるか……」
1- 20
45:名無しNIPPER[saga]
2017/07/05(水) 23:24:39.76 ID:txZGdb2Z0
〜欧州〜


傭兵「……おい、煙草くれ」

兵士「弾も草もねえよ」

傭兵「糞、最後の一服すら出来ねえのか、最低の戦場だな」

兵士「まあ、あんなのが相手ではなぁ」


兵士は、射撃窓から外を覗く。

その先には、地獄のような光景が広がっていた。


黒い煙。

瓦礫と化した街並み。

その間に立つ、13の人影。

全長15m。

拳を振り上げる、巨大な轟雷の姿が。



拳は砦に叩きつけられる。

轟音。

凄まじい振動。

だが、兵士達は動じない。

こんな絶望的な状況が、もう何日も続いているのだ。

いい加減、慣れる。



傭兵「はぁ、人類最後の砦も、流石に今回でおしまいかもな」

兵士「まだ各地で抵抗してる連中は残ってるだろ、日本なんて町並みが随分残ってるらしいぜ」

傭兵「羨ましい話だ」

兵士「あ……」



射撃窓から、巨大な瞳が見える。

轟雷だ。

巨大な轟雷が、こちらを覗きこんでいるのだ。



傭兵「神のくそったれ」



「AOOOOOOOOOOOOOOOOOO!」



轟雷は、咆哮と共に拳を振り上げた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
77Res/39.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice