あお「轟雷が居なくなった」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/07/04(火) 15:52:08.62 ID:MBk75ni70
轟雷「私は毎朝、あおを起こして朝食を作ってあげています」

轟雷「ですから、あおの母や姉と言ってしまっても問題ないと思います」

轟雷「ですが、それと同時に、私はあおから色んな事を学んでいます」

轟雷「沢山の事を、教えてもらっています」

轟雷「その事を考えると、あおの妹であるとも言えるのです」

轟雷「けど……けど、ペット的な感覚で家族と思われているのだとしたら……」

轟雷「少し、少し、変な感覚です」

轟雷「何だか、居心地が悪くて、走り去ってしまいたいような」

轟雷「そんな感覚になってしまうのです……」

スティ子「轟雷……」

バーゼ「考えすぎだと思うけどねー、例えどんな立ち位置でも轟雷は轟雷なんだしさ〜」

轟雷「それは、確かにそうなのですが……」

スティ子「……」

バーゼ「気楽いこー!」

轟雷「そう……ですね……」

スティ子「轟雷は、あおにどう思ってもらいたいの?」

轟雷「え?」

スティ子「どんな立ち位置で居るべきか、を考えるより」

スティ子「貴女自身がどうありたいか、が一番大事なんじゃない?」

轟雷「私が、どうありたいか……」

スティ子「ま、私は誰かから名字を貰ったことなんてないし、想像でしか語れないんだけどね」

轟雷「……いえ、参考になりました」

轟雷「そうです、私の意志がどこにあるか、それを見出さないと、話は進みませんよね」

轟雷「ありがとうございます!スティレット!」

スティ子「べ、別に貴女に感謝される謂れはないわ、ただ何時までもウジウジしてられると、その」

スティ子「こっちまで暗い気分になってくるから、えっと」

轟雷「……」(黙考)

バーゼ「にひひひ、轟雷はどんな答えを出すんだろうねぇ、楽しみ〜!」


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