ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」【サガフロ IF】
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名無しNIPPER
[saga]
2017/07/03(月) 03:31:50.52 ID:8dpRDMsp0
教員b「お前の兄は我々"裏の学院"と違い、"表の学院"で育てられた…私からはこれ以上何も言わん」
ルージュ「それはまたどうして―――」
教員b「……」
だんまりを決め込む教師を見て、ルージュは肩を竦めそのまま歩く、これ以上は訊くだけ無駄なのだろうと
教員b「…」
教員b「これは独り言だ」
ルージュ「?」
教員b「私含め、一部を除いた殆どの者がお前を我が子のように想っている、よく立派に育った」
教員b「だから送り出すのが辛いのだ」
ルージュは"独り言"を聴いていた、此方から何かを口出しするでもなくただ聴くだけだった
教員b「修士修了式でお前は晴れてこの国の術士の1人となる、そして、何をすべきか命を授かる、それだけだ」
自分よりも一歩先を進む年上の人物は表情を窺えない、だが、その声だけはこれまでの"独り言"で一番哀しみに溢れていた
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【旅立ちの日 時刻 12時15分】
【BGM:ブルー編OP】
https://www.youtube.com/watch?v=bG-O7U2WWig&index=3&list=PL33021FE67F7DCC92
『修士修了式 開会!』
『終了者の氏名発表を主任教授から行います』
長い廊下を渡り、荘厳な大扉は開かれる、高い天井には天国に住まう住人たる天使たちが描かれていた
そんな室内全域に響き渡るように開会式の発表は執り行われた
『教授会による厳正な成績審査の結果、全会一致により今期の修士修了者を…』
『修士ブルーに決定致しました』
『 修士ブルー! 前へ! 』
ブルーは寡黙に、いや…普段冷静な彼でさえもこの時ばかりは緊張したかもしれない
それだけ強張って見えたのだ、彼とて人の子だ
この優等生は"いつも以上に背筋を伸ばして"入室した
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