ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」【サガフロ IF】
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30:名無しNIPPER[saga]
2017/07/03(月) 19:50:21.72 ID:8dpRDMsp0
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「あーっ!!!くっそぉ!!!ルーファスの奴!ほんっと腹立つ!!!」

「…彼は昔からああなのよ、貴女だってわかるでしょ」





  「そりゃ分かってるさ!けど…けど…!エミリアは女なのよ!…あんな薬で眠らせて奴らに売り払うなんてっ!」ギリッ

  「…ええ、帰ってきたら謝らなくちゃいけないわね」






[クーロン]の街中を慣れた足取りで二人の女が歩いていた

犯罪が日常で財布の紐をきつく締め、隙を見せてはならないこの街で慣れた歩き方をする手練れの二人は愚痴を口にした



「勝手な行動は許されない、仮に出来てもラムダ基地に入る方法は今の所無し…エミリアを信じる他ないわ」

「そんなの、わかってるよぉ…はぁー…」


「今の私達に出来ることは彼女が帰って来た時、次の作戦をスムーズにこなせるように準備をするだけ、ね?」

「うん…」







             ――――ズドンッッ!!!



「「ぎゃーーーーーーーーーーっっッッ!!」」






「!? な、なに今の悲鳴…」

「…男性の声ね、それも二人…裏路地の方からだけど」


突然の悲鳴に驚く女と行き交う人々の騒音に紛れて僅かに聴こえた爆発音に首を傾げる女

それぞれがその方角を振り向くと…




ブルー「…」スタスタ



「「…」」



1人の人間とすれ違った、この街で見かけない術士の服装…


「…ライザ、あいつ…」
「相当な腕前ね、パッと見ただけで分かったわ」

「…そう?あたしは何事も無く悲鳴の方から来た事を怪しいって言おうとしただけだけど…見ただけで分かったの?」

「ええ…あれはおそらく[マジックキングダム]の人間よ、何にしても私達とは関わりの無い人間よ、行きましょう…」




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