5: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 17:54:04.26 ID:MfaL6v/t0
大和「私は元人間です」
提督「そして今は艦娘だ。こうして元がつくあたり本人にも周りにもは人とは違うという意識は間違いなくあるわけだ」
大和「普段でも単純な数値ならオリンピックでダース単位でメダルが取れる身体能力ですし、艤装を付ければ小国くらいなら吹き飛ばせますから」
6: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 17:58:52.06 ID:MfaL6v/t0
提督「逃げられた」
大和「提督はほぼ一般人ですからね。鍛えていても所詮人です。あともう歳ですね」
提督「こうグサッと言われると艦娘反対派の気持ちも分からなくもない」
7: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:00:13.56 ID:MfaL6v/t0
大和「そうですね。しかし、シンクロなどどあやふやな点を挙げられても困りますね。心理的なものはやはり説得力に欠けます」
提督「たぬきジジイに聞いたら、なんでも催淫とかに近いものらしい。艦隊を一人でまとめるために必要な、ようはカリスマみたいなものだな」
大和「皆の信頼も、私がこうして提督をお慕いしているのもその催淫による影響だと考えるとゾッとしますね」
8: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:01:45.65 ID:MfaL6v/t0
大和「そもそも1人が100を超えるターミネーターを指揮するというのもおかしな話です」
提督「お前がターミネーターって言っちゃうのか。言い出したの俺だから止めないけどさ」
大和「最大の鎮守府として第2秘書艦の青葉や他にも事務処理等の手伝いとして人間、つまり提督としての素質がある人間が複数いるここですが、それでも指揮系統はほぼアナタです」
9: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:03:10.78 ID:MfaL6v/t0
提督「捨て艦、なんて言葉が生まれた時代もあったしな」
大和「はい。もう半世紀以上も昔ですね」
提督「最初なんて誰も艦娘の扱い方なんて知らなかったからな、本人含めて。それで艦娘の数が増えたらそりゃ捨て石作戦になるのも分からんでもない」
10: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:11:48.48 ID:MfaL6v/t0
大和「提督、という存在が必要だと分かったのは30年程前でしたよね」
提督「装備の組み合わせ、陣形などが判明する中最も現状を変えた発見が練度の存在だったからな」
大和「艤装と長くリンクする事で身体に馴染み、結果より強くなる。今ではおおよそとはいえ数値化までされていますね」
11: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:12:41.05 ID:MfaL6v/t0
大和「訓練による練度より、提督からの信頼と自信こそが私達の力の源ですから」
提督「それまでは化物と罵られながら訓練をし、お国のためと捨てられてたわけだらな。ひでぇ話だ」
大和「それにこの様な見た目ですから、性的なトラブルも多かったそうですし。ほとんどか手を出した上官が殺されるか大怪我をして、艦娘が処分されるといった流れでしたが」
12: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:13:46.41 ID:MfaL6v/t0
大和「結局、軍は、世界は変わりました。変わったけれど、変わりきれなかった」
提督「心も体も丈夫な艦娘に対し、ブラック企業も真っ青な地獄の訓練を課したりな。練度だどうこう言っても人扱いする気はさらさらなかったわけだ」
大和「そこで提督が、アナタが現れた」
13: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:14:35.54 ID:MfaL6v/t0
大和「今までの扱いからしたら天と地ほどの差があります」
提督「逆に言えば俺がしくじれば終わり、だ。その時の計画もあるんだろうけどな」
大和「提督の代わりも用意されてるのでしょうか」
14: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:15:26.94 ID:MfaL6v/t0
提督「だが、まあそうだな。使い捨てではなく使い潰すようになったわけだな」
大和「でも私はそれでも構いません。この身は、血の一滴に至るまでアナタのためと決めましたから」
提督「愛が重いね。しかし、アナタのため、か」
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