14: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:15:26.94 ID:MfaL6v/t0
提督「だが、まあそうだな。使い捨てではなく使い潰すようになったわけだな」
大和「でも私はそれでも構いません。この身は、血の一滴に至るまでアナタのためと決めましたから」
提督「愛が重いね。しかし、アナタのため、か」
15: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:16:25.29 ID:MfaL6v/t0
提督「分からないってのは怖い。周りも当事者ですら」
大和「反対派の意見ですね。とはいえ賛成派でもそこは同じですか」
提督「昔はモノ扱いだったからな」
16: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:17:20.69 ID:MfaL6v/t0
大和「艦娘にも兵器派と人間派がいます」
提督「ん、それはあまり知らないな」
大和「私達の力は心理的なものが大きいです。愛の力です。つまり個人的な理由で、至極人間的な理由で戦場に出ます」
17: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 18:18:26.64 ID:MfaL6v/t0
大和「誰かのためとごく人間的な理由で動くこの体は、どこまでも非人間的なんです」
提督「さっきの派閥はそのどちらに寄ってるかって話か」
大和「人として生きる艦娘が最近では殆どですが、やはり自分を一兵器として勘定する者もいます」
18:名無しNIPPER[sage]
2017/07/02(日) 19:43:04.65 ID:dvMLmQ5H0
言葉遊びにかこつけて結論に辿り着きたくない時の話法だなー
19: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 20:30:19.11 ID:MfaL6v/t0
提督「基本的に衣服、というか艤装のおかげで1発は耐えるわけだよな」
大和「脳とコアは守られます。そこがあれば時間の程度はあれど修復可能ですから」
提督「なんつーか都合のいいものだよな」
20: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 20:31:13.77 ID:MfaL6v/t0
提督「派閥といえば例えば人間をよく思わない派とか、クーデターなんてのもあるんじゃないのか?」
大和「そういった考えもあります。ですがあまりにも非現実的なとものですからね。本気で思う者もいるでしょうけど、本気で行動する者はいないでしょう」
提督「艦娘全員でくらいじゃないと成功は無理だろうからなあ」
21: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 20:31:46.86 ID:MfaL6v/t0
大和「戦争が終われば全て終わる。そう愚直にも信じているしかないのです」
提督「神様か。結婚式の時はキリストだったよな」
大和「見栄えがいいですからね。和服はゴテゴテしてて嫌いです」
22: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 20:34:07.35 ID:MfaL6v/t0
大和「不満があるとすれば、この体である限り成長も老いもしない事ですかね」
提督「ならさっさと戦争終わらせなきゃな。そしたら解体してどっか田舎にいって淫な生活を送ろうぜ」
大和「もうそういう歳でもないでしょう」
23: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 20:34:50.36 ID:MfaL6v/t0
提督「わかってはいたが結局この結論か」
大和「皆個性的だと思えばいいと思います。半分が人で半分が兵器。でも決して人間らしさが半分なのではなく、一人の人間なのです。そしてそれは半身が兵器だからこそ、人でないからこそより引き立ち際立つ。個として人よりも人らしく集団として人ほどに人らしくあれない。それが艦娘だと、私は思います」
提督「…ごめんもっかい言って」
24: ◆mwRE3ahSoE[saga]
2017/07/02(日) 20:35:19.17 ID:MfaL6v/t0
大和「私は」
提督「ん?」
大和「私はいつまで提督のお側にいられるでしょうね」
39Res/22.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20