14: ◆eF65jN7ybk[saga]
2017/07/02(日) 17:07:43.42 ID:fE64C4yw0
暗転し、拍手が落ち着く。
暫くしてスポットが当たった。ステージ上にいたのはエミリーと星梨花と亜美と真美。星梨花の手には花束。星梨花が口を開く。
「エミリーちゃん! すごく、すっごく良かったです! 私、私……、あの…!」
「せりかっち興奮しすぎだよ! 落ち着いて!」
「そういう亜美だって感動して泣いてたくせに〜」
「ま、真美だっておんなじっしょ〜!?」
わちゃわちゃとステージ上で会話を続ける。エミリーは三人のやり取りを見ながら微笑んでいた。その目元が赤いのは、気のせいではないだろう。
「皆さん……。ありがとうございます」
「エミリーちゃん、本当に素晴らしいステージでした! これ……、私たちからです! 受け取ってください」
「Wow! なんて綺麗な花束なんでしょう! 皆さんが選んでくださったんですか?」
「はい! 劇場のみんなと選んだんです。気に入ってもらえるかわからないですけど……」
「いいえ、とても気に入りましたよ! ありがとうございます」
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