【モバマス】ほたる「わたしの不幸と、幸せと、不幸」
1- 20
11: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/01(土) 21:42:12.42 ID:HTroEYa0o
 プロデューサーさんは胸ポケットから革の手帳を取り出すとそこに軽くメモ書きして、少し頷いた。

「じゃあこの件は上に伝えとく。朝から随分と悩ませて悪かったな」

「いえ……。わたしの問題ですから……」
以下略 AAS



12: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/01(土) 21:43:14.29 ID:HTroEYa0o
 わたしは不幸を手放さなかった。もう不幸の連鎖に縛られていた灰かぶりはいない。

わたしは強くなったのだ。

不幸から逃げたりなんかしない正真正銘のヒロイン。そうなれたのは――。
以下略 AAS



13: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/01(土) 21:43:48.20 ID:HTroEYa0o




 今思えばそれはこの後の不幸の予兆だったのかもしれない。
以下略 AAS



14: ◆7PpQF0yG66[sage]
2017/07/01(土) 21:46:03.62 ID:HTroEYa0o
すいません。今日の分の投下はこれで終わらせていただきます。
続きはまた明日に投下させていただきます。
それでは。


15:名無しNIPPER[sage]
2017/07/01(土) 22:15:32.83 ID:yftz54LTo
おっつおっつ


16: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/02(日) 09:49:21.80 ID:YyjtO4V8o
続きを投下します。


17: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/02(日) 09:50:23.32 ID:YyjtO4V8o
 最近、プロデューサーさんの様子がおかしい。

 妙にわたしに遠慮気味だ。不意に私に何かを言おうとして、口ごもる。

私が何かあったんですか?と聞いてもプロデューサーさんは後で話すから、とかそれに見合った場所で、なんて言って結局話してくれないのだ。
以下略 AAS



18: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/02(日) 09:50:58.92 ID:YyjtO4V8o
 だから、今日こそはプロデューサーさんからわけを聞く。こける回数が765さんのところのアイドルを越してしまっては遅いのだ。

 わたしはそう強く決心して事務所の扉を開ける。

「……おはようごさいま――ってプロデューサーさん!?」
以下略 AAS



19: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/02(日) 09:51:33.62 ID:YyjtO4V8o
「す、すいません!そんなところでうずくまってるって思ってなくて!」

「いやいや。気にするな。というか普通に変なところでうずくまってた俺が悪い」

「そ、そうですか……。……でもなぜそんなところに……?」
以下略 AAS



20: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/02(日) 09:52:20.19 ID:YyjtO4V8o
「……えっと……拾わなくて、いいんですか?」

「あ、ああ。もう拾ったよ。ほたるが扉を開ける前にはもう拾ってたから、さ」

「……?拾ったのにずっとそこでかがんでいたんですか……?」
以下略 AAS



21: ◆7PpQF0yG66[saga]
2017/07/02(日) 09:52:49.18 ID:YyjtO4V8o
「プロデューサーさん……。パソコン、開いてませんよ?」

「あ、ほんとだ!通りで爪が痛いと思ってたんだよ!教えてくれてありがとな!」

 そう言ってノートパソコンを開いてキーボードを打ち始めるプロデューサーさん。
以下略 AAS



65Res/27.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice