1:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 03:28:20.24 ID:i/kqMv7Co
(プロの戦車道選手が出来てから、戦車道は瞬く間に超世界規模のスポーツとなった)
(当たり前だった戦車道専門店は、今やどこにでもあるものになり)
(今のこの世の中に戦車道のない学園艦は存在しない)
みほ「…」
(結局、私はずっと戦車道に携わり続けた)
(これしか無かった、という訳じゃなかった、けれどやっぱり私は心の奥底では、本当の本当に)
(戦車道が好きだったんだなって、そう思えた)
(西住流派生派、そう呼ばれた私の戦車道が誇らしくなかったと言われれば嘘になる)
(ううん、本当に誇らしかった、大好きなことで生活ができる現実も、答えるようについてくる結果も)
(私は、本当の本当に戦車道が大好きだった)
(…)
みほ「私は」
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 03:33:20.27 ID:i/kqMv7Co
優花里「しかしほんとに珍しいでありますなー」
まほ「…」
優花里「そもそも私とまほ殿ってそんなに関わりありましたっけ?思い出す限りだと嫌味を言われたことくらいしか記憶にないのでありますが」
3:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 03:35:44.98 ID:i/kqMv7Co
まほ「…しかし、まぁ…なんだ…」
まほ「関わりがなかったとはいえ、全員連れてきてくれと言ったのにお前しか来なかったんだな」
優花里「皆さん忙しい身でありますよー」
4:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 03:40:14.88 ID:i/kqMv7Co
まほ「まぁ、とにかく飲め、今日は奢る」
優花里「お酒のように勧められても…ここ喫茶店ですよ?」
まほ「なんだ、酒の方が良かったか?」
5:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 03:44:21.75 ID:i/kqMv7Co
まほ「…なぁ」
優花里「え?」
まほ「…お前は、戦車道をやっていて、幸せだったか?」
6:名無しNIPPER[sage]
2017/07/01(土) 03:46:14.51 ID:8Xm68aqSO
早くババアになって制服着ろ
7:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 03:48:50.21 ID:i/kqMv7Co
優花里「絶対嘘であります、西住流本家本元後継確定のまほ殿に男ができるわけなんてないであります」
まほ「酷すぎるだろ」
優花里「お相手は?」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 03:52:20.62 ID:i/kqMv7Co
優花里「あなたにとって一番大切と言っても過言ではない彼女に、違和感を感じるほど触れないのは思い過ごしではないでしょう?」
まほ「…」
まほ「そういうのがあれば、お前達は私の引退試合で勝てたんじゃないのか?」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 03:55:39.03 ID:i/kqMv7Co
まほ「繋がりができるのは嬉しいが、辛い」
優花里「…触れられない当たり前のことがそのまま傷になるからでありますか?」
まほ「…的確だな」
42Res/34.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20