25:1 ◆0NR3cF8wDM[saga]
2017/06/28(水) 22:12:06.25 ID:OXNr9JoL0
最初は小さな声でした。
でも、楽しそうな千早さんにつられて、どんどん大きな声になっていくのが分かります。
多分、相変わらずちゃんと音程も取れていないと思うんだけど、千早さんはそれに対して何かを言うこともなく、私に合わせるようにして一緒に歌ってくれました。
あ、いつものおじいちゃんとおばあちゃんだ。
お散歩中かな、二人で手を振ってくれたので、私も大きく手を振り返します。
ちら、と横を見ると、何だか嬉しそうな千早さん。
聴こえてくる歌声がちょっと大きくなった気します。
よーし私も負けないぞ、ともっともっと大きな声を。
向こうのベンチに座った女の子、私たちの歌に合わせて身体を揺らしてるのかな。
あっちのスーツの男の人は、右足でリズムを取ってるみたい。
小さく手拍子をしてくれてる買い物袋をぶら下げた女性も見かけました。
色々と見回しながら歌っていると、不意に千早さんと目が合います。
ふんわり微笑んで、楽しそうに頷いてくれました。
えへへ。
楽しい。
歌って、楽しいんだ。
それに、すっごく気持ちいい!
すごいすごい!
歌いたい!
もっと、もっと――
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