93: ◆Y096V6Llx.[saga]
2017/07/10(月) 02:25:42.07 ID:pGfppxzr0
船員を集めるなら、人が多いところの方がいいだろう。
たしかここの酒場は、かなり大きかったはずだ。
海賊の楽園ともいえるこの島だから、たくさん人がいるだろう。
酒場のドアを開けると、そこにはたくさんの人がいた。
見るからに海賊っぽい人もいれば、一般人もいる。
海賊の話を興味深そうに聞いてる一般人が多い感じだ。
ここならイケる。
根拠はないが、そう確信した。
しかし、だ。
どうしてここまでジロジロ見られているのだろうか。
女だから?
…おそらくそうだろう。
この店にいる女性は私一人だ。
だからといって、どうということはないのだが。
「あー。現在船員募集中なんで誰か来ませんかー」
「お嬢ちゃん、ここはおままごとをするところじゃ…
「あれ、船長何やってるんすか?」
「船員集め」
「なるほど」
「え、マジで船長なの?」
「マジだけど」
「こんな子供が…」
「むっ、私の故郷だとすでに成人なんだからな」
「あ、船長マジで強いっすよ」
「ふふふ…もっと褒めるがよい」
「こんな子供が…」
「…子供じゃないし。もう大人だし」
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