72: ◆KzSA1DIYOY[saga]
2017/07/05(水) 22:18:37.00 ID:zx0IVnw2O
管理人「……しかし、本日はわざわざご報告にお越しいただきましてありがとうございます」
提督「いえ、貴方から花子さんに纏わるお話を聞けなければ、今回のことは解決しませんでしたから。事の顛末を報告するのは義務だと判断したまでです」
管理人「はっはっはっ、相変わらず律儀な御方だ」ハハハ
提督「……にしても、どこの学校にも怪談話というのはあるものですね。少し不謹慎ではありますが、怖い話に夢中になっていた幼少の頃を思い出してしまいましたよ」
管理人「ほほぅ、提督さんにもそういった時期があったんですねえ」
提督「勿論ですとも。ちょうど私が小学生ぐらいの頃、世間は俗にいう怪談ブームでして。毎週のようにテレビでは心霊特集が組まれていました」ナツカシイナァ…
管理人「ああ! よく心霊写真特集なんかがやってましたねえ。今じゃすっかり無くなってしまいましたが」
提督「時代の流れというやつですかね。物寂しい気もしますが」
管理人「違いありません。しかし提督さんが怪談好きだったとは、意外な嗜好をお持ちですなぁ。まさにあの鎮守府にぴったりな御方だ」
提督「? と、いいますと?」
管理人「実はあの学校に伝わる怪談話は、何も花子さんだけではないんですよ」
管理人「なにせ建物自体が相当古いですし、提督さんがかつてそうであったように、子供というのはいつの時代も怖い話が好きですから」
管理人「もっとも、当時から真実味のあった話は花子さんの噂ぐらいで、他の話は何の確証もない単なるウワサに過ぎませんがね」ハハハハハ
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