百合子「仲良しショッピングデート」
1- 20
2:名無しNIPPER[sage]
2017/06/25(日) 22:34:51.27 ID:mht4CVJf0
同じソファに背を預ける隣人改め、杏奈ちゃんにそう話しかける。
私の言葉に、杏奈ちゃんはいつもの桃色のウサギパーカーを深くかぶってしまった。だけどそれは私と目を合わせようとしていないのではなく、照れているんだと思う。可愛い……、と口にしないで個々のの中で思った。

「百合子さんは…………自分のしたいコマンドだけじゃなくて、相手のコマンドも警戒したほうがいいと思う……よ?」
「うう、耳が痛い」

私もゲームの腕にはある程度自信があったけれど、杏奈ちゃんにはなかなか敵わない。
やっぱり、愛の差なのかもしれない。
私はゲームももちろん好きだけど、本を読むことも好き。だけど杏奈ちゃんの趣味はゲーム一筋って感じがする。その差なのかも。
あい、アイ、愛。
カーライトを五回点滅させたらなんとやら、

「ねえ、百合子さん……」
「んんっ? 何かな杏奈ちゃん」

明後日の方向へそれていった思考を、杏奈ちゃんが断ち切った。そんな彼女に向き合うとすっごい眠そうな顔を浮かべていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
41Res/27.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice