1:名無しNIPPER
2017/06/24(土) 19:34:11.14 ID:T21yc21Y0
フロック (体格。顔。性格。――全てにおいて、平凡。
訓練成績、真ん中ぐらい。統率力もなけりゃ、作戦立案もできない)
フロック (一人で一兵士分の実力。巨人になれるわけでも、巨人を操れるわけでもない)
フロック (壁内人類存亡の危機という舞台で、絶対に主役たりえない人間。
それが、俺だ)
◆◆◆◆
フロック (……の、はずが)
フロック (どうして俺は、この人と出会ってしまったのか)
ヒュゥゥ…
エルヴィン「……う……」ビクッ
フロック 「!……生き、てる……のか?」
てっきり死んでいると思った団長が、人の近づく気配に身じろいだ。
フロック 「……」スッ…
エルヴィン「……ィ……」ピクッ
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2:名無しNIPPER
2017/06/24(土) 19:34:39.91 ID:T21yc21Y0
フロック 「団長?」
エルヴィン「マリー……」ツーッ
呟かれた名前に、俺はゆっくりとブレードを下ろした。
3:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 19:35:12.99 ID:T21yc21Y0
◆◆◆◆
ヒュゥゥ…
エルヴィン(……暗い)
4:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 19:35:38.49 ID:T21yc21Y0
『……エルヴィン』
ふと、懐かしい声がした。私が生涯でただ一人、愛した女。
マリー 『いいのよ、もう。あなたは十分戦った。そろそろ羽を休めたって、許してもらえるわ』
5:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 19:36:15.59 ID:T21yc21Y0
やっと辿りついたそこでは、一本の注射器を巡って争っていた。
エレンは海だの夢だの、そんなん知るかってことをほざいてやがるし。
ミカサは論外だ。なんで巨人殺しの武器を人間に向けてんだ。
兵長も兵長だ。いつもの即断即決はどこへ行ったんだ。
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