11: ◆oeRx5YHce.[saga]
2017/06/24(土) 19:45:12.60 ID:tI5dYSFO0
ピロンと軽快な音がなります。
テーブルの方を見やると、旦那様のスマートフォンが無造作に置かれてありました。
「あ、……忘れ物」
お仕事用の携帯は事務所にあるとはいえ、忘れていいものではありません。
まだお昼前。もしかしたらもう困っているかもしれません。
届けに……いこうかしら。
迷っている間にもどんどんメッセージは届きます。
『昨夜はありがとうござ……』
『いよいよ今夜で奥さん……」
『奥さんには絶対ヒミツ……』
液晶に映し出されるのは剥き出しの凶器。
私はたまらずお母さんに電話をかけていました。
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