189:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/26(月) 12:33:39.29 ID:iVlOUhKto
後輩「警官を刺したナイフ、犯行予告に使われた紙に描かれた花」
警部「それが同一人物が出したと証明しているっていうのか?」
伏見「爆破予告はハッタリでも殺害予告は本気……かもしれません」
後輩「どうします、先輩。本部はもう爆弾が偽物だったことで警戒を緩めてますけど……」
警部「俺がもう一度本部へ行って掛け合ってくる」
後輩「でも先輩、さっき啖呵切ったからっ」
警部「根拠は乏しいが……事が起こってからじゃ手遅れだ」
伏見「……」
警部「伏見、あの子らをいつまで学校に足止めしておくんだ?」
伏見「陽が暮れるまで。……それで犯人逮捕です」
警部「何を待ってるかは知らんが、本当だな」
伏見「はい。これだけ証拠を残してますから」
警部「よし。それじゃ、お前はこれから最善と思う行動をしろ。
日が暮れるまで報告はいらん」
伏見「分かりました」
警部「お前はここで見張りだ。なにかあったら連絡しろ」
後輩「はい!」
警部「ったく、なんでこんな雲を掴むような事件を追ってんだ……」
タッタッタ......
後輩「……先輩にも子どもがいるんだよ」
伏見「……」
後輩「だから、親の気持ちが分かるんだろうな……」
伏見「うん。――あんな気持ちはしたくない。――させたくない」
後輩「じゃあ俺、見回りしてくるわ」
スタスタスタ
伏見「私は――――」
……
…
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