149:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/25(日) 08:03:26.98 ID:Sez8j5keo
―― アイドル研究部
海未「幼稚園児たちが遊んでいますね」
希「穂乃果ちゃん、色々と背負ってるみたいで、心配やね……」
絵里「大丈夫よ。私たちにも話してるし……、そうでしょ海未?」
海未「それでも無理はしてると思いますが……。今のところは絵里の言う通り大丈夫だと思います」
希「そっか……」
絵里「前に、穂乃果が言ってたけど」
希「ん?」
絵里「真姫の精神が戻ったのは防衛反応だって」
海未「そうですね……」
絵里「それって、どういう意味なのかしら」
希「……犯人の顔を忘れたほうが安全やってことやない?」
絵里「でも、覚えていたら、警察に協力して犯人逮捕は時間の問題だったわけでしょ?」
海未「……はい」
希「なにか意味があるって、エリちは考えてるん?」
絵里「そうじゃないけど……。いえ、そうね……なにか意味が、理由があるような気がして」
希「ふぅむ……理由、か……」
海未「絵里は、犯人からの手紙を見ましたよね」
絵里「……えぇ。その件について、穂乃果から聞いたのね」
海未「はい。……手紙の一文に怖い箇所がありました」
希「……そうやね。運がいいですよ、って」
海未「それを見て、もし、を考えてしまって……とても怖くなりました」
絵里「……」
海未「でも、刑事さんに、大丈夫だからって声をかけてもらえて……少し安心してもいるんです」
希「伏見さん……やね」
絵里「同性なのに、不思議と安心できるのよね」
海未「多分、穂乃果もそう思っているはず……」
希「だから、多少の無理を見守っていようと思ってるんやね」
海未「……そういうことです」
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