男「住み込みメイドとな?」 女「なんなりとお申し付けください、ご主人様」
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20:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 21:11:05.57 ID:FQTLRGNNo

明くる朝


女「おはようございます蓮様。 起きてください」

男「ん……あと10分……」

女「畏まりました。 では10分後にまた起こしに伺います」

男「あぁ……」


朝はいつもメイドが起こしに来る
血圧が低く、寝起きが悪い俺には有難いのだが、ゆっくりと寝ていたい休日でもこうして起こしにこられるのだからたまったものではない

だが時刻は既に9時を回っていることに蓮は気が付く由もない

10分が経ち、時計の針がきっちりと動いた瞬間にドアがノックされる
そっとドアを開けて部屋に入り、眠り呆けている主の体を揺さぶるがやはり起きない


女「10分後に起こせと申されたのは蓮様ですからね」


澪は布団を勢いよく剥がすがそれでも蓮は身を屈ませるだけで起きはしない
ならばと、強硬策に出るため澪は蓮の両脇に手を入れ、肩をがっちりとホールドする


女「えいっ!」

男「のわぁーっ!?」


部屋主の頭から勢いよくベッドの下へと引きずり下ろす
突然後頭部から転落した蓮は訳も分からず、悲鳴を上げて飛び起きた


男「な、なんだ!? 何が起きた!?」

女「おはようございます蓮様」

男「お前か澪ぉぉ!!」

女「はい。 朝食のご用意が出来ております。 リビングまでお越し下さいませ」

男「…………」


メイドが出ていってから密かに二度寝をしようかと考えていると、ドアが再び開き、澪が顔だけ出す


女「二度寝しようなどと考えているのなら、次はもっと激しい起こし方をさせていただきます」

男「……はい」


二度寝は、やめておこう




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