63:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 20:23:33.10 ID:9TDtueb30
――19時16分 『花月 花の湯』、花影館2階(ラウンジ)
藍子「ゆ、ユッコちゃん、どこ行ってたんですか?」
楓「Pさんがあんなことになって……その、落ち着かないって気持ちは分かるけど……警察の人たちを困らせたらダメですよ」
裕子「す、すみませーん……」
文香「……」
智絵里「プロデューサーさん……プロデューサーさん……」
早苗「追いかけて捕まえるの、大変だったわ……まあ、ユッコちゃんのことは置いといて、みんな、とりあえず現場のほうは熱海署のほうで調査しているわ」
早苗「現場の状況と釣り公園で見つかった凶器と思われるナイフから、犯人はここ最近春日町で起きた殺人事件の犯人と同一人物である可能性が高いわ」
早苗「熱海署のほうでも、その線で調査を進めていくらしいけど……そこでちょっとみんなにお願いがあるの」
美優「お願い……ですか?」
裕子「……」
早苗「……被害者を殺した犯人は、被害者があの部屋で1人でいるところを見計らって殺害した。被害者が1人でいた時間を正確に知りたいの」
早苗「被害者が直前まで行ってた仕事先については熱海署のほうで聞き込みを行うわ」
早苗「後はみんなと別行動を取っていた正確な時間を知りたいから、それぞれの1日の行動を詳しく話して」
藍子「そ、そう、ですか……分かりました」
楓「はい……」
早苗(とりあえず何となく暈したけど、顔を見た限りだとみんな納得したみたいね。事件発生の詳細な時刻はまだ出ていないけど、今のうちに証言を集めておけば……)
早苗「ありがとう。それじゃあ……まずはユッコちゃんからお願い。今日1日の行動と、なるべく正確な時間を教えて頂戴」
裕子「分かりました!」
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