裕美「火曜シンデレラサスペンス劇場?」
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105:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 20:55:35.07 ID:9TDtueb30
――16時08分 『花月 花の湯』、花影館4階(401室)

美優「えええっ……?」

楓「犯人が……」

文香「分かった……のですか?」

智絵里「……」

早苗「ええ」

裕子「そ、その、ユッコと早苗さんで色々調べていたので……」

刑事「ちょ、ちょっと待ってください片桐刑事、そのお話は――」

早苗「ごめんなさい。まだここではって話だったけど、どの道2人目の被害者が出た時点で言うべきだったとも思いますし……」

美優「な、何の……お話ですか?」

裕子「プロデューサーと、藍子ちゃんが殺されて……偶然、旅行にきていたユッコたちの中で2人も殺されるの、おかしいじゃないですか」

裕子「だから、春日町で起きていた殺人事件の犯人じゃなくて……他に、2人を殺した犯人がいる……」

文香「ですが……どうして、外部犯ではないと……」

早苗「プロデューサーの首に引っ掻き傷と、右手の爪先に比較的新しい血が付着していたの。胸を刺された人間が自分の首を引っ掻いてるのっておかしくないかしら?」

早苗「つまり……プロデューサーは絞殺された後、ナイフで胸を刺されていた。春日町で起きた殺人事件と同じように見せるために、ね」

美優「どうして、そんなことを……」

早苗「そう。外部犯の犯行だと思わせ、プロデューサーと藍子ちゃんが1人でいるところを狙って殺した」


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